ぶるぶるノート

辛いものを食べると死ぬ

辛いもの、というか刺激物に弱いんです。

胡椒のよく効いたチキンを食べただけでむせます。喉元がカーっと熱くなってきます。冬でも暖房いらずです。

辛ラーメン

辛ラーメンという韓国産の袋麺があるのですが、これ妹が大好きだったんです。韓国産だけあって皆が辛い辛いというので、俺は確実に食えないだろうな、と思いつつもどのくらい辛いのか興味がありました。それで試しに麺を1本だけもらって食べたことがあったんです。流石に1本だけなら大事には至らないだろうと、高をくくっていました。食べてみたらげっほんげっほん咳が止まらなくなりました。すぐさま台所へ駆けていき、水をがぶ飲みしました。1本でこんな状態になるものを平気で1杯食べきる人間は同じ人間とは思えません。弟も妹ほど好きではなくても1杯食べきるくらいはできてましたし、本当に俺と血がつながっているのでしょうか。今はもう家族みんな飽きてしまったようで買うことはありません。誤報なのかなんなのか知りませんが虫の混入騒ぎもありましたし。

ウィルキンソン ジンジャーエール 辛口

トウガラシの辛さとは違いますが、ウィルキンソンの辛口ジンジャーエールを飲んだときも大変でした。辛口と自ら謳っているだけはあり、強炭酸で力強いジンジャーの味。普通の炭酸飲料は問題なく飲めるのですが、ここまで刺激が強いとまともに飲めない。一口含んだ瞬間、案の定すごい勢いでむせました。このときは辛ラーメン以上のせきこみ方だったかもしれない。しかし辛ラーメンとは違い、味自体は決して不味いわけではないのです。だからむせつつも無理矢理飲みつづけようとしました。そしたら周りにいた弟妹に必死に止められました。俺のむせ方を見て尋常ではないと思ったのでしょう。なのに苦しみながら飲みつづけようとするのだから、ハタから見れば頭がおかしい人です。けっきょく、俺は飲みたかったのに弟妹の手によって阻まれました。

辛さといっても色々種類があります。トウガラシワサビの辛さは別物といっていいでしょう。トウガラシは舌や喉に残る辛さ、ワサビは鼻に抜ける辛さです。俺はトウガラシ的な辛さはダメですが、ワサビ的な辛さは平気です(平気といっても特別強いわけではなく、人並みに大丈夫というだけですが)。ところが、辛ラーメンを平気で食べる妹はワサビがダメだというのだから不思議なものです。辛さに関して真逆の舌を持っている。

けっきょくのところ、トウガラシ的な辛さもワサビ的な辛さもそれなりに楽しめる弟の舌こそ最も羨ましいということなのです。