ぶるぶるノート

安いからこそ高度

100円ショップ。そこは魔窟。迂闊に手を出せば銭失い。効果的に活用するには高度な目利きが必要となる。

まず、どこぞのメーカーとも分からぬものに手を出すのは危険だ。「お菓子買ってあげるよ^^」と突然話しかけてきたおじさんに付いていくくらい危険だ。しかし、そのおじさんは本当に親切な人で本当にお菓子を買ってくれるかもしれない。実際、100円ショップは怪しいおじさんのような商品だらけだ。ときには、おじさんに悪戯される覚悟で身を任せることも一興なのだ。

特に怪しいおじさんの気が強いのは文房具類だ。「おっ、このボールペン4色の上に2本入っててお得じゃん」と買ったが最期、すぐにインクが出なくなったりバネがおかしくなったりするのはよくある話。しかしそんな粗悪な商品ばかりでもない。2本セットのシャープペンを買ったときは、ちょっと太めで持ちやすく、頭に付いている消しゴムも妙に消しやすいという良品であった。こういう消しゴムは100円以上でも消しにくいものが多いのに。すぐに壊れるということもなく数年愛用させてもらった。

しかしやはり、文房具類は当たり外れが見た目には分かりにくい。地雷率も高めに思う。買うにはおじさんにお触りされるくらいの覚悟が必要だ。

そんなのヤダ! 確実に甘い汁をすすりたい! という我がままな子にはブランド品がオススメだ。名の知れた企業の商品も100円ショップには多くある。特にお菓子・飲料に多い印象。100円ショップで定番の飲料といえばサンガリアやチェリオだろう。どちらも安っぽいイメージはあるが、それはそれで美味しいものだ。スーパー・コンビニでもよく売っているライフガードなどは安牌の中の安牌といっていいだろう。いわば、よく駄菓子屋に連れていってくれる親戚のおじさんのようなものだ。お菓子では、チュッパチャップス3本セットのような如何にもな駄菓子もあれば、カントリーマアムのようなリッチ風お菓子もある。ところで、カントリーマアムって別に高級でもないのにそこはかとなくリッチ感あふれてるのはなんでなんだろう……。

他には収納ケース類もなかなか優秀に思う。粗悪品もあるが、手にとって購入前にチェックできるというのが大きい。フタの噛みあわせと収納物が入るサイズかどうかをチェックしておけば問題なく使えるはず。カードケースを買ったもののをサイズがぴったりすぎてフタを閉めるとカードが傷つく! なんてこともあるから、収納物を店に持参して実際に入れてみるといいだろう。俺は昔集めていたトレカを未だにダイソーのケースに収納している。いうなれば収納ケースは、「おじさんはボクにいたずらしようとしてるの?」と聞くと「うん、そうだよ^^」と素直に答えてくれる商品だ。逃げるチャンスを与えてくれるのだ。

この記事を書く際にGoogleブックスで「100円ショップ」と検索してみたのだが、そしたら「ジュテーム~わたしはけもの」という漫画がヒットした。100円ショップの利用法みたいな書籍が多い中、明らかに場違いだった。どうやら、「夜は高級コールガール、昼は100円ショップのアルバイトとして生きる由佳。」という粗筋に引っ掛かったらしい。

コールガールということはエッチな漫画なんでしょうか。試し読みは数ページしかできないのでつづきが気になります。僕の白くて細い肢体を好きにしていいんで濡れ場だけでも見せてもらえないでしょうかGoogleおじさん