ぶるぶるノート

穴あき個包装

大袋の中に個包装でいくつもお菓子が入っている商品、あると思います。

個包装って、大袋を開けても個々に密封することでお菓子の品質を守るためのものだと思っていました。しかし――そんな安易な考えは容易く打ち砕かれるのだった。

個包装に穴が空いているタイプの商品があるんですよ。バームクーヘンやロールケーキなどでたまに。小さい穴がいくつもプツプツと空いているんですが、どうも焼き菓子商品のみに見られるもののようです(自分が見たことないだけで焼き菓子以外にもあるかもしれないけど)。

せっかく個包装で封をしてあるのに穴が空いてたら意味ないじゃんだだ漏れじゃん、と思うかもしれません。しかしむしろ品質保持のために空いているそうです。包装にもそう書いてあります。ではなぜ穴を空けることで品質保持につながるのか、Google先生に聞いてみました。

この手の商品って「たべられません」と書いてある品質保持剤が入っているでしょう? 穴あき商品に入っているのは主にシリカエタノールというものらしいです。アルコールです。そのアルコールで中のお菓子の品質保持をしているそうです。しかし個包装でそれぞれのお菓子が密封されていては、お菓子自体にまったくアルコールが行きわたりません。なので、穴を空けることでお菓子自体にも行きわたるようにしてやってるそうです。

つまり、大袋を開けた時点で個包装の穴の意味はほぼなくなります。アルコールは大袋の外へ逃げてしまいますから。それどころか穴が空いているのですぐ乾燥してお菓子はパサパサになります。だから開けたらすぐに食えと。

でもいっぱい入ってるんだからそんなに一気に食えないよママン。。。家族全員で食べても最後のほうは大抵パサパサになってしまうんよ。

しかしまあ……個包装にも穴はあるんだよな……。